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ベルリンフィルと子どもたち

Rhythm

デンマークに到着したばかりだけどベルリンの話を。
先日、映画「ベルリンフィルと子供たち」を観ました。それは私のなかで大騒ぎになった出来事でした。ここに描かれているのは、世界に名だたる管弦楽団ベルリンフィルハーモニーと、あらゆる階層の子供たちのダンスパフォーマンスによって創り上げられた舞台のドキュメンタリー。名指揮者ラトルが始めたEducation Programの映画です。

印象的だったひとつは、番組後半まで続く、階層別の子供たちの、
明らかに異なる精神性だけでなく身体性のアンバランスさ。
同じ歳で、ここまで人は違うのか、不安を抱えるのかと。
そして鳥肌がたってしまった、圧倒的なステージ体験と、彼らの見違えるような変化。
子供たちに全力でぶつかる振り付け師など大人たちの歴史と想いが、自分たちの今も省みさせます。

これを、ベルリンフィルは、都市の楽団のEducation Programとして取り組んでいます。
音楽家の本分として、とにかく音楽技術の向上に集中しているような先入観があったけれど、音楽家たるものその力を社会に還元すべきだと始まったプログラムだとのこと。ベルリンフィルの熱烈なファンである友人は、おそらくこのプログラムを経て一時期ベルリンフィルの音楽は乱れたけれども、あるとき一気に厚みが増したのだといいます。

都市の財産である管弦楽団のありかた、その土地にいる子供たちや社会へのインパクト、そしてそれを繋げる音楽と身体パフォーマンスの圧倒的な可能性。この絶妙な循環、こういうことをつくっていきたい。

体の奥底がうずくような映画です。ぜひ見てください。

来週からベルリンに行きます。もしどなたかお知り合いがいたら教えていただけると嬉しいです。


ブラジルの景色をMONDO GROSSOの音楽に乗せて

YouTube Preview Image

 

サンバのサウンドにのせてbirdの歌声が響く MONDO GROSSOの名曲、
もう10年以上前にリリースされた Life.
ふとしたきっかけでPVを見たらびっくり、映像がブラジル一色。
リオデジャネイロ、ブラジリアの景色が次々に現れる。建築関係者には
名匠オスカー・ニーマイヤーのPVとしても楽しめるかも。

ブラジルに滞在中、何度もサンバナイトに繰り出した。
ボサノヴァとサンバが混じったブラジリアンミュージックにのせて、
お酒を飲みながら思い思いに踊る。ほんっとうに気持ちいい。

ちょっとだけイメージが誇張されているけど(サンバの水着みたいな
格好とか。あの格好はカーニバルのときだけ)、
あの空気感が懐かしくって何回も見返してます。

リオデジャネイロの路面電車、街角でたむろしてリズムにのる住民達。

行ったことがある方は懐かしい景色をぜひ、
行ったことがない方も、ブラジルの開放的なエネルギーを感じるムービーを
よかったらぜひ。

とてつもなく巨大で、どうしようもなく複雑でエネルギッシュなあの国、
本当に大好き。


カポエイラ

格闘技とダンスの中間に位置するといわれている、ブラジルのカポエイラ。
毎週日曜午前に、街の中心地で開かれる巨大なフェイラ(マーケット)の一角で
このグループを見つけて、2週連続見にいってる。

 格闘技とダンスのあいだのカポエイラ

アフロブラジリアン文化が色濃く残るサルバドールでも
たびたびカポエイラを見ていたけど、このグループはひと味ちがう。
ダンス要素がつよくて、beautiful!
映像初心者なので、伝わらないかもしれないけど。
いつかブラジル文化を一編のムービーにしたい。

ブラジルの人たちは、全員が魂のなかにリズムとダンスを持っている。
ていう表現がぴったりくるくらい、
踊りにいくと、みんなのあまりの上手さにびっくりする。

この音楽とカポエイラを延々みていたときに、
ここにきてブラジル文化をものすごく楽しんでいることにきづいた。
体の深いところに入ってきて、血がわいてきている充実感。

おもしろい。ブラジルは
複雑すぎて、パワフルで、どうしようもなくて、
面白い。


METAMORPHOSE

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METAMORPHOSEに行ってきた。オールナイト音楽フェスティバル。

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湘南の海岸線を走って、みんなが集まるまで芝生でお酒を飲みながら待って、
夕暮れと同時に音楽がはじまる。山の中のステージ。

夜には小さな赤や黄色の光が丘の道に並べられて、サインになる。
この日は満月。
音楽を聴いて踊っていると月が現れて、これ以上ない雰囲気を醸し出していた。
月をながめて話した。

夜明けごろの音楽が、また本当にすばらしかった。
このイベント、自然の力をものすごく借りて、雰囲気をつくりあげてる。

朝、7時ごろ、PLANETの丘のステージの、
心地よい音楽の疾走感と朝の風。

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メタモ、来年もいきたい。

断崖絶壁の海を見て、魚介を食べて、温泉に入ってお昼寝して帰った。

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前景に海しか見えない露天風呂。赤沢温泉。伊豆方面に行ったら必ず立ち寄りたい。

帰り道、ものすごい綺麗な夕焼けと、水墨画みたいに浮き上がる富士山に遭遇した。
日が暮れたら、大きな満月と美しい夜景が見れた。
完璧すぎる自然の演出。感動して涙が出そうだった。

今年の夏、いちばんの思い出はなんだった? なんて話をしながら帰った。

かけがえのない時間。

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