カテゴリー別アーカイブ: 都市計画

Participatory Design Conference in Namibia

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ナミビアに来ています。

この学会は「参加型デザイン」に関する世界的カンファレンス。企業、大学、行政、NPOなどあらゆるセクターで”参加型デザイン”により事業を行う沢山の事例の成功と失敗や、そこから導き出した多くの理論が持ち込まれて議論を行います。

昨日はWorkshopと称した半日ガチ議論×2。午後に参加したのは、参加型デザインでは必ずつきまとう「Workshop on “Evaluation, sustainability and long-term effects”」というもの。これについて喧々諤々議論。ハイレベルな議論に(かなり)気圧されながらも発表したところ、すごい反響と芯をついた質問攻めをいただきました。この機会は超貴重・・!

こうしてみんな知恵と力を得て各国に散って実践を重ね、また2年後に集まるのだなあと、アカデミックとインダストリーが重なる学会の醍醐味をちょっとずつ理解し始めました。

夜は屋外で、ナミビア現地の人達とデザインチャレンジ。現地の課題、主に社会的圧力について話してくれながら、アプローチを考えたり、絵を描くイベントがあったり。ナミビア女子たちと仲良くなってドライブしてもらいました。地元の声が面白かった・・!

はー、しかし、レベル高くて凹むし遠い! がんばるぞ〜


Tempelhof Airport

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ベルリンの象徴的なプロジェクトの一つに、空港跡地Tempelhof Airportがあります。東側勢の象徴として作られた巨大な空港は、2003年の閉鎖後取り壊されず、芝生が広がる屋外は解放してキャンプやBBQエリアとして、建物は区切られエキシビジョンやオフィス、保育施設などとして使われています。街のすぐ近くに巨大な大草原が現れたような感覚だとか。ベルリンの人達にはかなり愛される空間に育っています。

この街には壁崩壊後のゴタゴタで沢山空きスペースがあるのですが、その使いこなしがうまい。都市の成長曲線は逆側だけど、空き空間が出てきた日本に活かせることが沢山ありそうです。(逆も然り)

現在International Design Festivalの会場になっている空港跡地のOpening Eventに行ってきました。数日いると実感する、この街のアートやデザインに関わる層の厚さ。ユニークなプロダクト・プロジェクトががらんどうになった飛行場跡に並べられていて面白い。内容も面白かった。

ベルリンを歩き回って、「スペースがある」ことのインパクトを痛感しています。場所があるから実験ができ、その自由さのために人が集まり、彼らによって新しい文化が生まれ続ける。街をつくる実感値を持ったセオリーが少しずつ蓄積していきます、感謝。

※先日も書きましたが、ベルリンのこの状況は急激な変化を迎えています。この空港跡地も先日のヨーロッパ選挙時にPrivateに売られそうになり、大議論になっています。

(画像2つはGoogle先生より拝借しました)

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East Berlin

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ヨーロッパのど真ん中とは思えないような、まさにHacking Cityを体現している東ベルリン。強い文化と成熟途上の脆さに魅了されたあと、様々なインタビューやフィールドリサーチを通じてこの都市の輪郭がちょっとずつ掴めてきました。類を見ない複雑な近代史と、それにより多くの人々を物理的に引き寄せてきた25年間。ものすごく興味深いプロジェクトが起きているなか、直面している急激なジェントリフィケーション。そしてさらに対抗するボトムアップの力。背景には、壁崩壊後から続いている複雑な社会構造があります。
ベルリン、特に東ベルリンの希有な文化を絶やさず、Bottom Up Cityのオルタナティブを実現していくためにも、いまこの状況にしっかり目をむけ、他の都市の学びと繋がることは重要ではないかと、連邦政府管轄の文化事業組織の方と話していました。ほんとに学ぶことが多いし、そして伝えられることも多い都市だと感じます。
福岡とデンマークの取り組みは、ここでも多くの人を惹き付けていました。

ベルリンで考えた様々を持ち帰って、意見交換したいなあ〜

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ベルリンフィルと子どもたち

Rhythm

デンマークに到着したばかりだけどベルリンの話を。
先日、映画「ベルリンフィルと子供たち」を観ました。それは私のなかで大騒ぎになった出来事でした。ここに描かれているのは、世界に名だたる管弦楽団ベルリンフィルハーモニーと、あらゆる階層の子供たちのダンスパフォーマンスによって創り上げられた舞台のドキュメンタリー。名指揮者ラトルが始めたEducation Programの映画です。

印象的だったひとつは、番組後半まで続く、階層別の子供たちの、
明らかに異なる精神性だけでなく身体性のアンバランスさ。
同じ歳で、ここまで人は違うのか、不安を抱えるのかと。
そして鳥肌がたってしまった、圧倒的なステージ体験と、彼らの見違えるような変化。
子供たちに全力でぶつかる振り付け師など大人たちの歴史と想いが、自分たちの今も省みさせます。

これを、ベルリンフィルは、都市の楽団のEducation Programとして取り組んでいます。
音楽家の本分として、とにかく音楽技術の向上に集中しているような先入観があったけれど、音楽家たるものその力を社会に還元すべきだと始まったプログラムだとのこと。ベルリンフィルの熱烈なファンである友人は、おそらくこのプログラムを経て一時期ベルリンフィルの音楽は乱れたけれども、あるとき一気に厚みが増したのだといいます。

都市の財産である管弦楽団のありかた、その土地にいる子供たちや社会へのインパクト、そしてそれを繋げる音楽と身体パフォーマンスの圧倒的な可能性。この絶妙な循環、こういうことをつくっていきたい。

体の奥底がうずくような映画です。ぜひ見てください。

来週からベルリンに行きます。もしどなたかお知り合いがいたら教えていただけると嬉しいです。


Cultures Based Innovation : Dancing / Singing

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世界最強ラグビーチーム、ニュージーランド代表のAll blacksをご存知でしょうか。
もしAll blacksを知らなくても、この踊りは知ってるかも?
これは彼らが試合前に、相手を威嚇するために行うパフォーマンス、ハカ。
この踊りは、ニュージーランドの先住民、マオリ族の踊り(ハカ)を由来にしています。

マオリの人々にとって、歌と踊りは生活の一部です。
て言葉で書いてしまうと単純なのですが、ほんとに様々な場面に織り込まれてきます。
ごはんのあと、ちょっとしたスピーチの時、間髪入れずに歌が入ります。
毎日沢山の歌と踊りを聴き、満面の笑顔を見ているうちに、
私達の体の中の音楽器官が刺激され、ほぐされていく感覚になりました。
これはなんというか、豊かな感覚でした。

ニュージーランドの自然と、植民国との統合・損失を受け入れ発展して来た歴史が、
彼らを明るく、やさしくしているような気がしました。
受け入れる懐が深く大きかったです。

シンポジウムの最後にFuture scenario planningを行ったのですが、
彼らに影響された私達は、Future scenarioのアウトプットを歌にしました。
こんな展開もなかなかない。笑

ブラジルに住んでいたときは、踊りがいつも身近にありました。
ブラジルの生活に浸かっていると、踊りがじわじわと血の中に入ってきて、
人が持つ本来的な、踊りを感じる器官を刺激して、
人間としてエネルギッシュになっていく感覚を得ていました。
ここで感じた歌も、それに近いものかもしれない。

私達はCulture Based Innovationのテーマで集まったけれど、
それと同時にNZ現地の振れ幅の大きい文化にさわり続けることで、
多くのことに気づかされました。

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Joined new project in Fukuoka

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先週より新しいプロジェクトに加わり、福岡をベースに東京との
二拠点居住生活がスタートしました。

福岡の都市戦略のパートナーとして、この都市が
アジアのHub cityとなるべく、福岡のみなさま・日本・グローバルの
皆さまと一緒に事業に取り組んでいきたいと思います。

留学前から、local to localで日本と世界を繋ぎ、
持続的に変化し続ける地域モデルの探究をイメージしていた
私にとって、私達にとって、福岡の皆様の構想は本当に驚くべきもので。
踏ん張りどころは盛り沢山ですが、多くの方々とオープンに、
この素晴らしい構想の実現を目指してゆきたいと思います。
日本のモデルになることを目指して!

それにしても福岡、街がヨーロッパの人間スケールとそっくりで、
自然も近すぎて、驚きの生活を送ってます。
声をかけられて30分で海に行ける距離感、さいこーです。

福岡の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
全国のみんな、遊びに来てね。
東京のみなさん、引き続きどうぞよろしくです♡

I joined a new project which is for Fukuoka become the hub city of Asia. Their initiative was surprising because we’ve continued to imagine that connecting Japanese local to the world’s local. It’s a hard project, but we believe that we able to realize this vision while talk openly with many people.

By the way,my friends all over the world, I found Fukuoka has very deep Japanese culture! I want to invite you here and show you many beautiful and delicious things. Hope to see you here in Japan!!


Sustainable Local Design in Vietnam 4

集合写真_Hue

最終プレゼンが無事終わりました。行政、ユネスコ、フエ世界遺産センター、都市開発局の方々、大学関係者と共に、世界遺産のシアターで盛大にプレゼンテーション、意見交換。
私達の分析・提案は以下の6つ。

# まずは2つの、都市全体の分析と提案。
1. 都市の成り立ちについて、山と川を引用して作られた山水構造を踏まえた分析の解説。

2. フエのバックボーンである水系システムと、香川の流れに沿って変わるlandscape, humanscapeの分析、課題に対するプロジェクトの提案。

# そして4つの特定地域の分析と提案。
3. 香川の下流、川と干潟と海が交わるダイナミックな場所での課題の分析と提案(課題:度重なる洪水からの避難や災害後の生活の建て直し、浸食による地形変動やダム建設による水質汚染、機会損失の大きいローカルエコノミー)

4. かつて商業の中心地として栄えた京城付近の街の課題と提案(歴史的景観のreactivateと、水系を含めた交通システムの再構築、交流の接点となる場所の提案)

5. 香川の中流、川の形によって恵まれた豊かな堆積地での、農業・村の生活・生活インフラ・訪問者の循環を含めた分析と提案

6. 香川の上流、世界遺産である皇帝の墓と村人の生活が融合する地域での、歴史的価値・生活環境を包括的に改善するための分析と提案

約3週間のインテンシブコース。10カ国籍近いメンバーがダイナミックに都市の全体を分析し、様々なアイディアをフエの多くの関係者に共有し、有意義な議論を行ってきました。
今回の議論を踏まえて見えたあらたな道筋に対して、この取り組みはこれからも続いていきます。

素晴らしい機会でした。そして本当に暑いハードな日々でした…


Sustainable Local Design in Vietnam 3

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今回とても興味深いのは、偶然同じホテルに1年滞在して
研究していらっしゃる地理学の先生が参加してくださっていること。

都市計画・建築に携わる者は、物事を考えるスパンが
比較的長いほうと認識していたけれど、地理学者には当然かなわない。
中間プレゼンのアドバイスを伺いながら、時間軸の違いにはっとし、
自分たち・都市をデザインする者としてのポジションを改めて考えさせられました。
私達の時間軸で、何が提案できるか。

それにしても、地理学の視点を補いながら都市を考えることは
なんて面白いのでしょう。特に、川を全ての源として成り立ちながらも、
毎年の洪水と浸食に悩まされるこの複雑な土地だからこそ、
彼のアドバイスは土地を読み解く力を与えてくれています。

動き続けるこの自然と、豊かな歴史遺産とどうつきあっていくか。
最終プレゼンまであと数日。


Sustaiable Local Design in Vietnam 2

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今日はバークレーチームと一緒に、香川の下流を再びサーベイしてきました。気温35℃、湿度90% or more…
だけど訪ねる度に、フエの美しさにほんとうに心動かされます。まるで自分の街のように熱を込めて、可能性と課題を話しながらガイドに加わりました。

この都市にある課題は、
▼環境的課題:
毎年起きる洪水、海沿いの浸食による居住地域の危険性、都市の骨格である川の汚染など

▼経済的課題:
遺跡地区と観光産業の接続の悪さ、オルタナティブな経済の育成不足(新産業のマーケティング不足、貧困層への持続可能な提案)、職業と接続した居住地域relocateの必要性など

▼文化的課題:
歴史的価値のある文化の保存、景観や固有文化の価値再認識の必要性

さらには外資により、この都市の文化をおざなりにした大規模開発の提案が進んでいます。

これら山積みの課題の解決策を提案しながら、貴重な文化と美しい景観の持続的発展を目指します。

私のチームのテーマは、この都市を貫く川をmain systemとして捉え、水域全体の history/culture/economy/landscapeの価値を向上させる包括的プログラム。明日は1st strategyのプレゼンテーションデーです。
熱射病になりそうだけど、凄く楽しい。

I’m excited about this sustainable local design workshop in Vietnam! Here, you can see really beautiful landscape and culture in Hue. Day by day, I’ve been addicted to this city with people who came from various countries. Tomorrow is the presentation day for 1st strategy. woo!


Sustainable Local Design in Hue, Vietnam

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ベトナムのプロジェクトが始まりました。
いま滞在しているのは、古都フエ。

“風水”による都市のデザインについて、フランス、スペイン、オーストラリア人達と
真剣に語っています。不思議な感覚。笑
これからあと5カ国くらい加わります。

ヨーロッパからここに来ると、ベトナムはこんなにも
日本に近い文化・振る舞いなのかと、びっくり。

3年前来た時よりよっぽどこの場所の価値を感じます。
この新鮮な感覚も今が勝負な予感。
今のうちに価値と課題をリストアップしたいと思います。

この数日を経て改めて、土地に異質な人々が混ざることは、その土地の再評価を
強く促すことを実感しています。

ラテン圏でのサルーテ(ほっぺにちゅっちゅするやつ)が許されない
人間観距離があるアジア圏・・・。めげずに頑張ります。


今日は行政や都市計画局、大学関係者達とオープニングカンファレンス。
歴史的な遺産と自然の恵みが溢れながらも、多くの課題を抱える

フエの取り組み、本格スタート!

We are talking about city which constructed by
“Feng shui” (really asian concept) with French,
Spanish, Australian and Asian.It’s funny!

But also I feel again that thinking about local
with strangers is very effective.