月別アーカイブ: 2012年5月

ブレイクスルー第一弾

国際ワークショップ第1弾修了!第2弾に向けてベネチアに移動します。

言語が不自由ななかで良いアウトプットを出すために何をするか…
ずっと悩んできたこの課題。見つけた自分の役割は
議論をまとめて全体をオーガナイズすることでした。

各Specialistから出てくる沢山のアイディアをよく聞き、
自分の意見を加えて整理し、次の道筋を示す。
そしてスライドに落とすこととタイムマネジメント。
きっとこれは日本人の強みでもある。

結果プレゼンも絶賛され、メンバーの持ち味も光り、濃密な時間が過ごせました。

言葉のハンデがあるなかでどう役割を発揮して全体を良い方向にもっていくか、
やっとやっと1つめのブレイクスルーした気がする!
(英語が使えるときだけ)
ああ、長かった〜〜〜〜
自分が作っていた壁にも、やっと気づくことが出来始めてきた。

課題ももりもり見えてきてるから、引き続きベネチアも頑張るのです。


広場は街の劇場空間

日本で建築を勉強している頃から、
「ヨーロッパの街は広場と教会を中心に成り立っています」
ということはよく聞いていたけど、いまいちイメージが湧かなかった。
設計課題で広場を作ろうとしても、日常的に広場を活用するイメージなんて思い浮かばない。
でもイタリアに来て、おなかの底から分かったきがする。
広場は「街の劇場空間」なのだ。

イタリアのほんとうにユニークな、基本的な前提知識は、
街のひとがとにかく広場に集まること。
実家やシェアハウスのリビングに皆の様子を見にいくかのように、
「今日の街はどんなかんじだろう?」って街の広場に顔を出しにくる。
それを見てるだけでも楽しいけど、イタリア人は広場を自由に活用して
さらに違う表情を見せてくれるのがおもしろい。


今日は、エミリアロマーニャ州の街が一同に会して、
ツーリズムフェスをやってた。
各街が競って街自慢するブースたち。
こういうのって普通は室内会場でやるけど、外でやっちゃうのがイタリア流。

….なんだかおじさんばっかり映っちゃった。


ついでに。
イタリアのユニークポイントもうひとつ。
リタイア後のおじさまたちが、一日じゅう街のあちこちで
輪っかをつくっておしゃべりしてる。

おばさまの井戸端会議ならぬ、おじさま井戸端会議。
こんな輪っかがあったら、モーレツサラリーマン日本人の老後も安心なのにね。


先日はミッレミリアという、古いレーシングカーでイタリアを
縦断するレースがあった。 http://www.1000miglia.eu/
そのとき広場は、アンティークカーの展示会場に早変わり。
ちなみにこのアンティークカーレース、圧巻。
紅の豚の世界に迷い込んだのかと思った。
一行は夜中の12時すぎにフェラーラに到着したのだけど、
街をあげて大歓迎、見学客で大混雑。


これは夜の風景。
若者達がたむろってる。基本的に立ってる。
今思うと、さっき紹介したおじさま井戸端会議は、
この若者達がそのまま大人になった風景なんだね。

友人と会うために広場に行き、
展示会場やマーケットの代わりに広場で催しが開催され、
バーやカフェに行く代わりに広場で時間を過ごす。
街じゅうのひとの経験と時間の共有の場が、広場なのです。
沢山の人生がここで演じられていて、とても面白い。

広場で過ごす感覚は、ソーシャルメディアで友人達と繋がっている感覚に近い。
広場はSNSが始まる前から、その機能を果たしていたんだと思う。

もう一つ、ヨーロッパにおける広場の位置づけを顕著に表しているのが、
先日のフランス大統領選後、バスティーユ広場に集まった市民達の光景。
別の方の言葉を借りると、まさに「公共空間が人々の手に取り戻されている」

こういう場所が、日本につくれたらって思うのです。


International Workshop #3 day

国際ワークショップ3日目。
当たり前だけど全員母国語が違う。
言葉で完璧なコミュニケーションが取れない前提があると、
その状態でどうやっていいアウトプットをしようかと考える。
いろいろ工夫しようとがんばる。

自分の(日本人として、も意識しながら)役割を
考えて動くのが面白い。
昨日はチームメイトにオーガナイズを褒められたので、よしっ。
色んなカルチャーがミックスされて、
国民性ってほんとにあるんだな〜〜って実感します。

4~5カ国混合チームで分析と提案、フィールドワークを続けます。
沢山の仲間達に出会えて嬉しい、今日もがんばるのです。


International Workshopスタート!

ドイツとスペインの大学院、そしてベネチアの学生も混ざって
国際ワークショップスタート!
イタリアの地震の影響で沢山の歴史的建造物が使えなくなってるから、
急遽ホステルにて。
この美しい街を紹介できなくて残念だけど、
早速深夜までオステリアでわいわい語りあってきた。
最近エジプトとかアルバニアとか、初めて出会う国の友人ができて、
カルチャーの違いを沢山発見してとても面白い。
明日から本格ディスカッション!


MORE THAN THE FACE / Pinpin Co

*募集* 超キュートなアーティスト&友人の Pinpin Co が、 
“1日1人、約50人の「顔」に絵を描くプロジェクト” を始めます。
( @ 横浜BankArtNYKスタジオでアーティストインレジデンス!)

そこで、絵を描かせてくれるモデルさん大募集!
描きあがったポートレート写真で、あの素敵なスタジオを埋め尽くします。

老若男女、国籍を超えてウェルカムです。いろーんな人に参加してほしい^^
顔に絵を描かれるって、なかなかできない体験。
彼女の独特のラインが描かれた顔で、スタジオが埋め尽くされるのが楽しみ。
あたしも日本にいたら参加したかった〜〜

この写真は、あたしが好きな彼女の作品のひとつ。
お気軽にサイトの「JOIN」を押してください♪

http://pinpinco.tumblr.com/


人間は空間と時間を移動する

素敵な文章に出会ったのでシェア。サグラダファミリアの外尾悦郎氏。
時間を移動する、か。人生の移動距離。
スーザンソンタグに近いものを感じました。

人間は空間と時間を移動する:
人間には空間と時間が与えられているけれど、空間は飛行機などで
移動できると考えていても、時間を移動するという感覚は
あまりないのではないでしょうか。

時は、過ぎて行くものではなく過ごすものなんです。
この一秒、一時間という区切りは我々が作ったもので、たいした意味など無いのです。
だから65歳のおじいさんだろうと、22歳の青年だろうと、
人生の移動距離が大事なんですよ。
年を取っていてもまるで移動していない人もいれば、若くても
長い人生の距離を移動している人もいる。
時を移動する感覚を身につけるのはいかがでしょう。

http://nomadp.com/etsurosotoo/


国別カフェの過ごし方と外部空間での匿名性

ああ、とうとう、パソコンしたり勉強したりできるカフェを家の近くに発見!
ここイタリアではとってもストレンジスタイルなのです。
カフェはカフェ、友人達やマスターとおしゃべりを楽しむ場所。
アペリティーボ文化も盛んだけど、一人でいくのはとってもヘン。

日本がいかに個人主義に適した社会になっているのか痛感しています。
それと他の事例もあわせて、日本がいかにいかにアメリカンスタイルを
追っかけているかを痛感しています。これはほんとに大発見だった。伝えたい。

そんなイタリアなのにこの場所、あたしが持ってた(大好物の)トマトまで
カットして出してくれた。通いつめます。

ちなみにこのポストのあと、

・イタリアでは広場や道ばたなど外部空間を良く使うので、外で本を読んだりする
・若者はお金がないので一人カフェをするためにお金を使えない
・パリには一人カフェできる場所は結構ある(フランスは日本的カフェ文化、
 ていうかフランスやアメリカから日本に入ってきた)
・スペインは両方オッケー
・アジアは匿名性が家からの距離と比例している
・日本人は核個人化が進んでいる

など何ど色んな意見をいただきました。
沢山の人の経験と意見を集めると、深い考察になりそう、、
もっとちゃんと書きたいけど、ギブアップw

そして、やはり、東京は特異。
あんなに一人で色んな場所に行きやすい都市はないんじゃないかと思いました。
社会(人間)の要請に対して箱を作り続けてきたから、
さらに勢いが増したというか(鶏と卵かもしれない)。
逆に、きっと都市の作り方次第で、意図的に方向性を変えることができるんだな、
ということも実感を持ちました。


バルセロナの都市構造

Barcelona:
帰還!バルセロナの都市構造の秀逸さにおどろいた旅でした。
カタルーニャ人の都市づくりに対するメンタリティや、
ソフトとハード整備の絶妙な計画をお聞きできて、
しかも素晴らしい建築やアートを山盛り見れて、しあわせ。
でもこの街の一番の財産は、この素晴らしい太陽と、海と山が近い
表情豊かな地域性、それらから生み出される開放的な人間性。
生きる満足度をこんなにも満たすのかと。

自然条件だけでなく、あれだけ強いメッセージ性のある場所が幾つもあったら、
スペインが傾こうともバルセロナだけは生き残る気がした。
またじっくり調べに行きたい。

バルセロナ市で都市計画に携わっていた方と建築家の方のお話は、もう、
興味深くて頭が鍛えられて、大変な刺激をいただきました。
ICT、経営、デザインを超えてつながる視野。
今回も素晴らしいたくさんの出会いに、ほんとに感謝♡