カテゴリー別アーカイブ: まちづくり

Budget Participatif:パリで始まった新しい民主主義

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パリ市で始まったプロジェクト、驚いた。「市の予算の5%を、市民参加型の提案に使う」というもの。パリ市をImproveする案を市民が提案し、市民が投票し、実施されるアイデアが決まるそう。パリの予算5%といったら、€426m(550億??) …!!

就任したばかりの女性市長は、”民主主義は言葉上ではなく、実施されなければならないもの。だから伝統的な選挙プロセスを超えて、パリ市民が自分たちの街の将来にむけた発言権をもつために、革新的な方法を発見した”と。
“予算の鍵を市民に渡して、仲間のパリジャン達に What would you do to improve their city? と投げかけた”とのこと。かっこいい…

結果どんな案が採択されたんだろう?と調べてみると、1番人気は”生物多様性を向上させるためのガーデンウォールを作る”というもの。”小学校に学びの庭園を導入する”案や、”展示会や映画上映のために環状道路周辺の放棄された場所を変換する”という案も。(3番目、めちゃくちゃやりたい。)

ものすごい取り組み。こういう取り組みがアナウンスされていると、自分たちが暮らす市へのエンゲージがぐっとあがりますよね。民主主義の新たな形。(解釈に間違いありましたらご指摘くださいませ)

日本の自治体のみなさまは、どう思われますか?
https://budgetparticipatif.paris.fr/bp/


East Berlin

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ヨーロッパのど真ん中とは思えないような、まさにHacking Cityを体現している東ベルリン。強い文化と成熟途上の脆さに魅了されたあと、様々なインタビューやフィールドリサーチを通じてこの都市の輪郭がちょっとずつ掴めてきました。類を見ない複雑な近代史と、それにより多くの人々を物理的に引き寄せてきた25年間。ものすごく興味深いプロジェクトが起きているなか、直面している急激なジェントリフィケーション。そしてさらに対抗するボトムアップの力。背景には、壁崩壊後から続いている複雑な社会構造があります。
ベルリン、特に東ベルリンの希有な文化を絶やさず、Bottom Up Cityのオルタナティブを実現していくためにも、いまこの状況にしっかり目をむけ、他の都市の学びと繋がることは重要ではないかと、連邦政府管轄の文化事業組織の方と話していました。ほんとに学ぶことが多いし、そして伝えられることも多い都市だと感じます。
福岡とデンマークの取り組みは、ここでも多くの人を惹き付けていました。

ベルリンで考えた様々を持ち帰って、意見交換したいなあ〜

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Citizen-led innovation

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とうとう週末は、福岡×コペンハーゲンで挑戦するCitizen-led innovationの第一歩。 

足を運んできたリサーチの数々を、映像と言葉でまとめあげるチーム、
グローバルメディアの第一歩を超アドホックに作るチーム、
デンマークのパートナー達も福岡入りして企業を巡り、
傍ら会場計画を立てて、同時通訳機の設定に手こずり、幾つもの会議が走って、
明日からは京都・大阪・東京からも人が集まる。
なんだかこの街に不思議なエネルギーが渦巻いてるきがする、のは、前からかw

どんな週末になるのかな。沢山の価値観が交錯しながら、
新しい取り組みが開けますように。
来てくださる皆様、一緒に考えて楽しみましょう。
来られない皆様、このあともいつでも茶々入れにきてください!
まずはプロトタイプを始めます。

「Citizen-led innovation 第1弾:障がいのある子どものバウンダリー(境界)をリデザインする」

FDC (福岡地域戦略推進協議会) http://www.fukuoka-dc.jpn.com/?p=7918


Joined new project in Fukuoka

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先週より新しいプロジェクトに加わり、福岡をベースに東京との
二拠点居住生活がスタートしました。

福岡の都市戦略のパートナーとして、この都市が
アジアのHub cityとなるべく、福岡のみなさま・日本・グローバルの
皆さまと一緒に事業に取り組んでいきたいと思います。

留学前から、local to localで日本と世界を繋ぎ、
持続的に変化し続ける地域モデルの探究をイメージしていた
私にとって、私達にとって、福岡の皆様の構想は本当に驚くべきもので。
踏ん張りどころは盛り沢山ですが、多くの方々とオープンに、
この素晴らしい構想の実現を目指してゆきたいと思います。
日本のモデルになることを目指して!

それにしても福岡、街がヨーロッパの人間スケールとそっくりで、
自然も近すぎて、驚きの生活を送ってます。
声をかけられて30分で海に行ける距離感、さいこーです。

福岡の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
全国のみんな、遊びに来てね。
東京のみなさん、引き続きどうぞよろしくです♡

I joined a new project which is for Fukuoka become the hub city of Asia. Their initiative was surprising because we’ve continued to imagine that connecting Japanese local to the world’s local. It’s a hard project, but we believe that we able to realize this vision while talk openly with many people.

By the way,my friends all over the world, I found Fukuoka has very deep Japanese culture! I want to invite you here and show you many beautiful and delicious things. Hope to see you here in Japan!!


レッジョの哲学

Reggio Emilia2

Reggio Emilia again! 最後の最後に原点に戻ってきた。
レッジョエミリアへのインタビューは今日がメイン。
レッジョアプローチのスクールに先生として20年間勤めて、
今はそれを発展させる仕事に従事している方と話し込んできた。
イタリア語上達していてほんとによかった。。

私が聞きたかったこと、預かった質問を交えながら
色んな話をして気づいたのは、ここにあるのは幼児教育だけじゃない、
全てに普遍的に通じる哲学だった。
とてもシンプルだけど、簡単には実現できない。

ブラジルの尊敬すべきボス、イタリアのおじいちゃんのような
アグリツーリズモのパイオニア、今年出会った繋がりを感じた人々と同じ世界だった。
そして私の中でのハイライトは、昨日のFabLabレッジョのファウンダーと
同じことを言われたこと。
収まる場所を探していた原点のひとつとぴったりつながった。最後の日に。

もう一つ、レッジョには、地域システムがある。
これは今年アグリツーリズモ研修で学んだことと似ている。
そして日本に帰ってからの大きな仕事に確実に繋がると感じた。
まだメソッドには落とせないけど、感覚をイメージできるかどうかは、
私にとってはとても大きい。

今日話したことを反芻しながら電車を乗り継いで、
家族のような仲間がいる家に帰ることがほんとに嬉しい。
最後の晩餐!


FabLab @ Italy

FabLab

ボス(教授)にレッジョのFabLabファウンダーを紹介されて、今日は二つの場所に
インタビューに行ってきた。ひとつめは既述のレッジョアプローチのラボ。
この二箇所めが、想像以上に面白かった。(ひとつめは言うまでもなく)
ものづくりと、モノ・コトを産み出すコミュニティのオルタナティブって
こういうことかと、初めて実感を持ちました。

ファウンダーのFrancescoは建築家。だけど様々なコラボレーションで
モノを産み出すコミュニティを作りたいと動いていた人。
アムステルダムでアイデアを得て、彼のイメージを実現するために
コムーネ(行政)にピッチし、レッジョエミリアで素晴らしい場所を得て、
今はTech designerやフェラーリのエンジニア達とFabLabを動かしている。

様々なローカルの会社が案件を持ち込んで、異なる能力を持つ
FabLabメンバーと一緒に、プロダクトやサービスを生み出していく。
同じ建物にエシキビジョンスペースを持ち、

生まれたプロダクトやサービスをストーリーテリングを使って広めて行く。

さすがレッジョエミリア、FabLabのもうひとつの大きな役割は
子供に場所を解放していること。子供たちと想像し、実現し、
ラボのなかはレッジョの大人・子供が作ったものでいっぱいだった。
3Dスキャナすら自作していた。
この街で育った子供はどんなクリエイティビティを備えていくんだろう。。
隣のモデナ大学でも教えている彼は、ここの経験をそのまま
エンジニアリングの学生に持ち込んでいる。

色んなイメージが重なって、ものすごく意気投合して話し込んだ。
この場所が成功しているシークレットも教えてくれた。
イタリアじゅうでひっぱりだこの彼に、絶妙なタイミングで会えてよかった。
次はみんなが居るときにこの場所を見せたい、あの熱気は
感じてほしいからということ、そして日本で相談があったら
なんでも言ってくれと、すごく心強い言葉をもらった。

私達がこれから作って行くものは、こういうフィロソフィーに近いんだと思う。
日本に帰るのが楽しみだし、仲間を世界中につくっていきたい。


レッジョエミリア :Reggio Emilia

reggio

今週、”世界で最も優れた教育”といわれる創造的教育実践が注目される、
イタリアのレッジョエミリアのラボを訪問します。
2年前、ワタリウムでのエキシビジョンも大盛況だったあのイタリアの街、
実は私の大学院と同じ州なんです。

インタビューに時間を割いてもらえるかは未確定なのですが、
とっても貴重な機会なので、インタビューチャンスがあれば
共有させていただきたいと思っています。
もしなにかインタビューしたいことなどなどありましたら、
メッセージかコメントお待ちしています。

Does anyone have any questions about the method of the Reggio Emilia Approach which is famous as a creative education method.
I’ll visit the lab this week. Since this is unusual chance, I’d like to share this opportunity with my friends. Please let me know if you have some questions about that.

「驚くべき学びの世界展@ワタリウム」
http://www.watarium.co.jp/exhibition/1104reggio/1104images/#ex
(写真はワタリウムサイトのもの)


Sustainable Local Design in Vietnam 4

集合写真_Hue

最終プレゼンが無事終わりました。行政、ユネスコ、フエ世界遺産センター、都市開発局の方々、大学関係者と共に、世界遺産のシアターで盛大にプレゼンテーション、意見交換。
私達の分析・提案は以下の6つ。

# まずは2つの、都市全体の分析と提案。
1. 都市の成り立ちについて、山と川を引用して作られた山水構造を踏まえた分析の解説。

2. フエのバックボーンである水系システムと、香川の流れに沿って変わるlandscape, humanscapeの分析、課題に対するプロジェクトの提案。

# そして4つの特定地域の分析と提案。
3. 香川の下流、川と干潟と海が交わるダイナミックな場所での課題の分析と提案(課題:度重なる洪水からの避難や災害後の生活の建て直し、浸食による地形変動やダム建設による水質汚染、機会損失の大きいローカルエコノミー)

4. かつて商業の中心地として栄えた京城付近の街の課題と提案(歴史的景観のreactivateと、水系を含めた交通システムの再構築、交流の接点となる場所の提案)

5. 香川の中流、川の形によって恵まれた豊かな堆積地での、農業・村の生活・生活インフラ・訪問者の循環を含めた分析と提案

6. 香川の上流、世界遺産である皇帝の墓と村人の生活が融合する地域での、歴史的価値・生活環境を包括的に改善するための分析と提案

約3週間のインテンシブコース。10カ国籍近いメンバーがダイナミックに都市の全体を分析し、様々なアイディアをフエの多くの関係者に共有し、有意義な議論を行ってきました。
今回の議論を踏まえて見えたあらたな道筋に対して、この取り組みはこれからも続いていきます。

素晴らしい機会でした。そして本当に暑いハードな日々でした…


Sustainable Local Design in Vietnam 3

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今回とても興味深いのは、偶然同じホテルに1年滞在して
研究していらっしゃる地理学の先生が参加してくださっていること。

都市計画・建築に携わる者は、物事を考えるスパンが
比較的長いほうと認識していたけれど、地理学者には当然かなわない。
中間プレゼンのアドバイスを伺いながら、時間軸の違いにはっとし、
自分たち・都市をデザインする者としてのポジションを改めて考えさせられました。
私達の時間軸で、何が提案できるか。

それにしても、地理学の視点を補いながら都市を考えることは
なんて面白いのでしょう。特に、川を全ての源として成り立ちながらも、
毎年の洪水と浸食に悩まされるこの複雑な土地だからこそ、
彼のアドバイスは土地を読み解く力を与えてくれています。

動き続けるこの自然と、豊かな歴史遺産とどうつきあっていくか。
最終プレゼンまであと数日。


Sustaiable Local Design in Vietnam 2

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今日はバークレーチームと一緒に、香川の下流を再びサーベイしてきました。気温35℃、湿度90% or more…
だけど訪ねる度に、フエの美しさにほんとうに心動かされます。まるで自分の街のように熱を込めて、可能性と課題を話しながらガイドに加わりました。

この都市にある課題は、
▼環境的課題:
毎年起きる洪水、海沿いの浸食による居住地域の危険性、都市の骨格である川の汚染など

▼経済的課題:
遺跡地区と観光産業の接続の悪さ、オルタナティブな経済の育成不足(新産業のマーケティング不足、貧困層への持続可能な提案)、職業と接続した居住地域relocateの必要性など

▼文化的課題:
歴史的価値のある文化の保存、景観や固有文化の価値再認識の必要性

さらには外資により、この都市の文化をおざなりにした大規模開発の提案が進んでいます。

これら山積みの課題の解決策を提案しながら、貴重な文化と美しい景観の持続的発展を目指します。

私のチームのテーマは、この都市を貫く川をmain systemとして捉え、水域全体の history/culture/economy/landscapeの価値を向上させる包括的プログラム。明日は1st strategyのプレゼンテーションデーです。
熱射病になりそうだけど、凄く楽しい。

I’m excited about this sustainable local design workshop in Vietnam! Here, you can see really beautiful landscape and culture in Hue. Day by day, I’ve been addicted to this city with people who came from various countries. Tomorrow is the presentation day for 1st strategy. woo!