ボス(教授)にレッジョのFabLabファウンダーを紹介されて、今日は二つの場所に
インタビューに行ってきた。ひとつめは既述のレッジョアプローチのラボ。
この二箇所めが、想像以上に面白かった。(ひとつめは言うまでもなく)
ものづくりと、モノ・コトを産み出すコミュニティのオルタナティブって
こういうことかと、初めて実感を持ちました。
ファウンダーのFrancescoは建築家。だけど様々なコラボレーションで
モノを産み出すコミュニティを作りたいと動いていた人。
アムステルダムでアイデアを得て、彼のイメージを実現するために
コムーネ(行政)にピッチし、レッジョエミリアで素晴らしい場所を得て、
今はTech designerやフェラーリのエンジニア達とFabLabを動かしている。
様々なローカルの会社が案件を持ち込んで、異なる能力を持つ
FabLabメンバーと一緒に、プロダクトやサービスを生み出していく。
同じ建物にエシキビジョンスペースを持ち、
生まれたプロダクトやサービスをストーリーテリングを使って広めて行く。
さすがレッジョエミリア、FabLabのもうひとつの大きな役割は
子供に場所を解放していること。子供たちと想像し、実現し、
ラボのなかはレッジョの大人・子供が作ったものでいっぱいだった。
3Dスキャナすら自作していた。
この街で育った子供はどんなクリエイティビティを備えていくんだろう。。
隣のモデナ大学でも教えている彼は、ここの経験をそのまま
エンジニアリングの学生に持ち込んでいる。
色んなイメージが重なって、ものすごく意気投合して話し込んだ。
この場所が成功しているシークレットも教えてくれた。
イタリアじゅうでひっぱりだこの彼に、絶妙なタイミングで会えてよかった。
次はみんなが居るときにこの場所を見せたい、あの熱気は
感じてほしいからということ、そして日本で相談があったら
なんでも言ってくれと、すごく心強い言葉をもらった。
私達がこれから作って行くものは、こういうフィロソフィーに近いんだと思う。
日本に帰るのが楽しみだし、仲間を世界中につくっていきたい。