最終プレゼンが無事終わりました。行政、ユネスコ、フエ世界遺産センター、都市開発局の方々、大学関係者と共に、世界遺産のシアターで盛大にプレゼンテーション、意見交換。
私達の分析・提案は以下の6つ。
# まずは2つの、都市全体の分析と提案。
1. 都市の成り立ちについて、山と川を引用して作られた山水構造を踏まえた分析の解説。
2. フエのバックボーンである水系システムと、香川の流れに沿って変わるlandscape, humanscapeの分析、課題に対するプロジェクトの提案。
# そして4つの特定地域の分析と提案。
3. 香川の下流、川と干潟と海が交わるダイナミックな場所での課題の分析と提案(課題:度重なる洪水からの避難や災害後の生活の建て直し、浸食による地形変動やダム建設による水質汚染、機会損失の大きいローカルエコノミー)
4. かつて商業の中心地として栄えた京城付近の街の課題と提案(歴史的景観のreactivateと、水系を含めた交通システムの再構築、交流の接点となる場所の提案)
5. 香川の中流、川の形によって恵まれた豊かな堆積地での、農業・村の生活・生活インフラ・訪問者の循環を含めた分析と提案
6. 香川の上流、世界遺産である皇帝の墓と村人の生活が融合する地域での、歴史的価値・生活環境を包括的に改善するための分析と提案
約3週間のインテンシブコース。10カ国籍近いメンバーがダイナミックに都市の全体を分析し、様々なアイディアをフエの多くの関係者に共有し、有意義な議論を行ってきました。
今回の議論を踏まえて見えたあらたな道筋に対して、この取り組みはこれからも続いていきます。
素晴らしい機会でした。そして本当に暑いハードな日々でした…