タグ別アーカイブ: 日本文化

UBUSUNA

DSC_0323

すごい2日間を過ごしました。
長岡監督& Tom Vincent氏らによる「産土(うぶすな)」の、
イギリスDartington映画祭上映。
このドキュメントは、日本をこれから背負う人達にぜひ見て欲しい。

日本人にもなかなか触れられないような深い文化が、
ここDartingtonの人々に驚くほどに伝わり、
共感や笑いや驚き、議論を巻き起こすなんて。
有り難い瞬間に立ち会いました。

この2日間は、長岡さんTomさんあゆみちゃんと
日本の民俗学的オリジンやイギリスの歴史、これからの
日本の世代の在り方などをずっと話していました。
神山以来3年ぶりの再会と、イギリスでの出会いの不思議な巡り合わせ。
将来振り返ったときも、重要なタイミングになってくる予感…

産土のサイトはこちら。自主上映方式で広げていく予定とのことです。
興味を持たれた方は、コンタクトをぜひ。
http://nagaoka.ciao.jp/nagaoka/?page_id=21
http://saveourwoods.co.uk/articles/art/ubusuna-exploring-life-with-japans-forests/

今日は大好きな人達のいろんな大事なイベントが日本で行われていて、
日本に居れないことが少し歯がゆかったけれど、
思いきりギブするものを創っていくね。


東京あとつぎ息子会議

東京あとつぎ息子会議、第1回 開催してきました!

これはね、すごく面白かった。
昨日だけでも面白かったけど、まだ見えてない可能性や意味がもっと出てくる予感がしてる。

(ちょっと今回文章の校正ができてないけど、あげちゃいます)

発端は、友人達にあとつぎ息子・娘が多かったこと。
家業の後を継ごうか継ぐまいか、継ぐならば何か自分の代ならではの
取り組みができないか…て、悶々と悩んでいたのをずっと見てきた。

東京という場だからこそ、修行の意味もこめて、
いろんな地方から出てきた後継ぎ達が沢山いる。
そんな同年代たちが、普通のサラリーマンには共有しがたい考えや悩みをシェアしてみたら
思いもしない反応が起きるかもね、
ということと、
その地を担う後継ぎたちが連携して、物事を面白く動かせるかもよ
ていうのがこの会の主旨です。
修行の場としての東京だからこそ、顔つきあわせる場ができるってもんです。

地方の街の動きに入るたびに思うのは、
その地で家業をしている人たちが、街に与える影響の大きさ。
彼らをつなぐことで、よりクリエイティブになことが動かせる
お手伝いが出来ればと思っています。


で、結果、集まったのは、
米屋、水産業、築地の鰹節問屋、みかん農業、旅館、建築事務所、瓦屋、鉄工所、不動産。
お坊さんのあとつぎも。
昨日来れなかった人でいうと、
家具屋、山小屋の娘、旅館の娘、海苔屋、能楽師、、、

もー色んな業種の20代中盤〜30代前半の後継ぎたち!
そして大抵が、東京で家業と違う職業に就いている。今は。

それぞれの家業の話がすごく興味深かった。
鉄工所でどのように部材がつくられているか、どんな風に仕事を請け負うか、
老舗鰹節屋の中国への展開、沖縄で栽培したもずくを全国に卸す工程と異業種への働きかけ・・・

すでに独自の展開を仕掛けている人も、家業に関わろうかどうしようか悶々としてる人もいた。
飲み会の場でわいわい話しながら、
互いの家業のアドバイスなんかも飛び出してた。
それぞれの切り口がもう、ほんとに面白かった。

この会を開く前から考えていたことのひとつに、
小さい頃から家業を意識して、地域社会の縦横の中で生きてきた後継ぎたちは、
なにかものすごいバランス感覚を持ってるのでは、ということがあった。
で、蓋をあけてみたら、やっぱりそうだった。
彼らが集まることで、確実に面白いコトが生まれると思う。

もうひとつ、家業と後継ぎまわりに内包されている問題が
すごく沢山あることに気づいた。
産業のグローバル化と内需への対応、家族の再生、
斜陽産業の次なる展開、地域社会の活性やしがらみ・・・
当たり前かもしれないけど、日本を支える大部分は中小企業で、その一端を担う彼らの周りには
日本の問題の縮図がうずまいてるのだ。

次なる展開は、
「東京あとつぎ息子会議 オトナの社会科見学ツアー」
〜あとつぎ達の家業案内 築地編〜

それぞれの家業の現場を社会科見学します♪工場の中身、工芸現場も見に行くよ。
そして最後に”おせっかいディスカッション”と称して
アドバイス大会感想大会をします。

その中身を実行するか否かは後継ぎ者に任せるよ、と。
でも色んな視点が入ることはとっても貴重なこと。

のちのちはお客さんを一般公募して、家業や店の認知にも繋げたいなと思ってます。
ウェブコンテンツとしても公開していく予定。

一人では勇気を持てなかったこと、考えきれなかったことも、
この人たちが連携することで、沢山の刺激と勇気と
アイディアが生まれて、必ず面白い方向に向かうと確信した会でした。


ちなみに昨日の開催場所は3331、千代田区の廃校になった中学校をリノベーションして
アートセンター&ラボラトリーにしたような場所。http://www.3331.jp/

いつもお世話になってます。


凧あげとブルームーンの1月

凧あげした。するりと晴れた土曜日。
荒川の堤防で少年野球やっていて、監督が根性論叫んでた。

小さいころ凧をつくって、凧が豆粒に見えるくらい
遠くまで飛ばした気がしたけど、
それってあたしが小さかったからなのか、凧はほんとにあんなに飛ぶのか
確かめたいって思ってた。

ら、
ほんとだった、ものすごい飛んでた!


見えるかなあ。手前のピンクの凧の右上に、ほんとに小さく2つの凧。


低く飛んでるときの凧。


手前の紐が凧糸、至近距離。後ろに飛んでるのが凧、豆粒大。
実物は横ハバ1メートルはある。
たぶん100メートルくらい上空に飛んでる。うちのフロアと一緒!
少年野球の少年達にも大人気だった。

百人一首と坊主めくりもした。うろ覚えの上の句下の句。

今年の初詣は鎌倉の鶴岡八幡宮。
ここのおみくじには3戦2敗している。
いっせーのーで でみんなで開いた。
あたしは吉。着実に進め、と。いいこと書いてあった。

福井で坊主の修行中の岩上が、一瞬帰ってきた。
02cafeで久しぶりに入れ替わり立ち替わり
同窓会みたいになった。貴重な岩上バリマシーン風景。
カフェがあってよかったなあっていつも思うやつの、
2010年思い初めした。

そして1月は、満月が2回あったのです。
ひとつきのなかの2回目の満月を、「ブルームーン」って呼ぶ。
「めったにない、珍しいこと」

ブルームーンの日、清澄白河公園のお茶室借りて、お茶会を開いた。
ぱるがお茶を習い始めて、私が小学生のあいだお茶を習っていたのを知って、
お茶会やろうやろうっ て始まった。

池に浮かぶ日本建築。想像以上に素敵な場所。
お茶を点てているのを眺めたり、
少しだけお作法を伝えて和菓子とお茶をいただいたり、
持ち寄ったごはんで宴会して過ごした。
半分初めまして。きっと2回目に平気になる。

ブルームーンにお願いごとするといいんだって!
その夜は月に願い事した。

次の日、雪。
東京の雪は、きっと特別な意味をもってるんだろうなあと思った。
ブルームーンの日は、昔から気候が動きやすいらしい。
ほんとはそんな優しいもんじゃなくて、天災も起きやすいとか。
珍しいことの引力で、色んなものが正常じゃなくなるんだなあ。
満月に始まって、満月に終わった1月。

年の暮れから1月あたりの流れが好きです。
日本の所作が際立つ時期。
冬は寒くて親密な気持ちになる。


トーマス・マン

RIMG7294

友人のお父さんが、大学で西洋史を教えていた。
その影響で、友人もきづいたら西洋史を専攻していたんだって言ってた。
専攻してしまっていたんだ、って。
エディプスが垣間見えた。なんとなくわかる。

興奮して、いまとても読みたかった本、読んだことあるか聞いてみた。
これは読んだことある?これはどう?
あえて避けて通ってきたけど、家にはある、かしてあげようか。って。

一週間後、おっきな紙袋をもらった。
中からでてきたのは、もの凄い厚さのトーマス・マン。
まさかこんなにいかついハードカバーで、一冊でくるとは。スゴイ。
丸山真男は、友人の父と、その前の持ち主が引いた線がのこっていた。
うれしい、これは。
ニーチェは家にはなかったから、わざわざ買ってきてくださったらしい。
そんな。感動。友人父に、勝手に惚れこむ。

でもねいまは、2冊めの岡倉天心、東洋の理想に夢中なの。
お借りした本、いつ読もう。贅沢ななやみにぬくぬくする。

あー、日本を旅したくなる。
そっか、みんなは学生のころ、こんな気持ちで日本を旅していたのかな。

虫食いだけど、読みたい欲求にしたがって、読みたいものから手をつける。