イタリアは食の美味しさで有名ですが、食べものへの関心も本当に強い。
男の子も料理ができて当たり前な国です。
私は3〜5人で暮らしていますが(イタリアの若者は、ほぼ漏れなくシェアハウス)、
朝起きたら突然キッチンに大きなパン生地が寝かされていたり、
夕ご飯にオーブンで丸焼きしたチキンが出てきたり、
デザートにタルトが焼かれたり。
我が家ではたいてい男の子の仕業なことが多いです。
私も負けじと日本の家庭料理で応戦して、日本の家庭文化を紹介しています。
テーブルを囲んで、親しい友人や家族と
たくさん時間を共にすること。
家族の絆を大切にすること。
一緒に暮らしていると、彼らがずーっと大事にしてきたこの文化をひしひしと感じます。
その真ん中に“食”を通した時間がある気がします。
というわけで写真は、朝7時に突然キッチンに現れたパン生地。
2日分の美味しいごはんになりました。