2013-01-24 15.39.13

いかにもイタリアっぽいおじちゃんが持っているこのパン、
“コッピア フェラレーゼ”という名前の、私が住む街フェラーラtypicalのパンです。
カニみたいなパン。

レストラン/トラットリアで席につくと、まずパンとオリーブオイルが出てくるのですが
(これがまた美味しい!)、そんなときはこのカニパンの胴体が半分に割られて出てきます。

ところで、イタリアの街は、ほんとに驚くほど各街に特徴があります。
歴史も文化も街並みも、そしてイタリアといえば忘れてならない料理も。

フェラーラから電車で30分ほどいくとボローニャの街に着くのですが、
なんとボローニャではこのパンは食べられない。(売っていない)
他にも、カペラッチというパスタが名物なのですが、これもボローニャでは食べられない。
もちろん、ボローニャ名物もフェラーラでは滅多に食べられない。

DSC_0452
(カペラッチ:帽子型のパスタにパンプキンが入っていて、お肉とポモドーロで作られたソースで絡められている。美味しい。)

30分というと新宿から東京駅くらい、高田馬場から所沢くらい?
その距離で、土地の料理が全く変わるから驚きです。

その名物は、もちろん土地のもので作られていて、誰もがその料理に誇りを持っている。
自分たちの土地で作られた作物を購入して食生活を営むことを、
イタリアでは“キロメートル・ゼロ”と言います。日本でいう地産地消の概念に近い。

“イタリアは街ごとに特徴が強くて、街に対する愛着もとても強い”。
この理由のヒントを掴むことも、私のテーマの一つです。

さて、このパンやさんで写真を撮らせてもらってごはんを食べていたところ、
おじちゃんがウィンクをしながらドルチェをプレゼントしてくれました。
イタリアでは、エレベータで乗り合わせたり電車で相席になったり、
むしろ買い物にいくだけでも何か面白いことが起こる確率が高いので、
毎日外を出歩くのも楽しいです。

少しずつ少しずつ春めいてきて(といっても気温はマイナスですが)、
なんだかワクワクしているこの頃です。


投稿者 yukinco

「固有の文化を持つイタリアの街:食べもの編 Ⅰ」に3件のコメントがあります
  1. こんにちは。ブログ楽しく拝見させていただいてます!イタリアって行ったことないのですが、ごはんがおいしいとよく聞きます。ピッツアとかのイメージしか私はないんですけど、きっといろーんな種類の料理があるんでしょうね!!おじいちゃん、素敵!!さらっと自然に、サービスしてくれるところがいいですね。

  2. コメントありがとうございます!!
    読んでくださっている方はどんな風に思ってらっしゃるかな〜と
    時々思っているので、反応いただき励みになります。笑
    そうなのです、実際ピッツァ・パスタ・ワインもめちゃくちゃ美味しいのですが、そもそも食に対する関心が高い国なので、本当に多くの美味しい美味しい料理が存在します。しかも、土地のものを活かして。
    “スローフード”という概念も、イタリアが始まりで、世界に広がって行ったのですよ〜。
    このごはんの美味しさ、人々のお茶目さはほんとにイタリアの宝だと思います。
    美味しい料理たちは大量に写真に撮ってありますので、Facebookページなどで随時紹介して行く予定です〜^^
    http://www.facebook.com/SustainableCityDesign

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