カテゴリー別アーカイブ: まちづくり

Sustainable Local Design in Hue, Vietnam

P1010413

ベトナムのプロジェクトが始まりました。
いま滞在しているのは、古都フエ。

“風水”による都市のデザインについて、フランス、スペイン、オーストラリア人達と
真剣に語っています。不思議な感覚。笑
これからあと5カ国くらい加わります。

ヨーロッパからここに来ると、ベトナムはこんなにも
日本に近い文化・振る舞いなのかと、びっくり。

3年前来た時よりよっぽどこの場所の価値を感じます。
この新鮮な感覚も今が勝負な予感。
今のうちに価値と課題をリストアップしたいと思います。

この数日を経て改めて、土地に異質な人々が混ざることは、その土地の再評価を
強く促すことを実感しています。

ラテン圏でのサルーテ(ほっぺにちゅっちゅするやつ)が許されない
人間観距離があるアジア圏・・・。めげずに頑張ります。


今日は行政や都市計画局、大学関係者達とオープニングカンファレンス。
歴史的な遺産と自然の恵みが溢れながらも、多くの課題を抱える

フエの取り組み、本格スタート!

We are talking about city which constructed by
“Feng shui” (really asian concept) with French,
Spanish, Australian and Asian.It’s funny!

But also I feel again that thinking about local
with strangers is very effective.


EUのアグリツーリズモ・テリトリーシステムのパイオニア①

DSC_0228

現在、イタリアにて、アグリツーリズモ・ローカルデザイン研修に参加しています。
毎日ロマーニャ地方の素晴らしい事業に出会い、学びを重ねているのですが、まずは彼を紹介せねばなりません。

私が宿泊しているのは、ヨーロッパでアグリツーリズモの概念を作ったパイオニア、ファッジョーリ農場。EUのモデルとされ、1985年に制定された法案の起草者でもあるヨーロッパでも有名な農場です。
現在では世界各国に講演に赴くオーナー・ファウスト氏。イタリア起点で世界に広がったアグリツーリズモは、彼らが作っていったといっても過言ではありません。

この農場は、ブーツの形をしたイタリアのふくらはぎ上部辺りに位置するエミリアロマーニャ州の、フォルリ=チェゼーナ県フォルリンポポリ(音が可愛い..笑)というコムーネの郊外にあります。
エミリアロマーニャ州は、肥沃な平野が広がる農産業地域としても有名で、パルマハムやパルメザンチーズ、バルサミコ酢など多くの世界的ブランドを作り出す地域です。工業、漁業も盛んで、一般的に「裕福な地域」というイメージがもたれています。
ちなみに私が暮らすフェラーラも、エミリアロマーニャ州に位置しています。

ファッジョーリ農場のオーナー、ファウスト氏は、このロマーニャ地方の大きめの街ラヴェンナの郊外で生まれ、10歳まで自然豊かな場所で育ちました。


ボギエラのスローフード理念

ニンニク

世界遺産に指定されているイタリア・ポー川流域に、ボギエラという小さな街があります。
ここはニンニクを始めとする農業で有名な場所。
貴重な建築が点在する世界遺産地域のなかで作物が作られながら、
農風景や文化が守られています。

見てください、この素敵なニンニク!笑
このボギエラのコムーネ(自治体)と、ここを拠点とする農作物の会社にインタビューに行ってきました。

なんだか、まさにイタリアのスローフードの理念を体現しているような場所。
かつて貧しかった土地で、農家と地元の農業会社が力を合わせて
質のいい作物を作り続け、貴重な建築を買い取って工場として
リノベーションすることで、景観を守ってきました。
その後、コムーネに所属する熱い男・ダンテさんが、
作物の価値をあげるべく認証制度登録に取り組み(価格も倍増)、
いまは作物の背景にあるストーリーを共有しようと、QRコードを使った情報コミュニケーションに取り組んでいます。
食はまさに文化と強く結びついていて、地元のお祭りでは、ニンニクを女性の髪飾りにするそう。

この土地を愛する人たちが、ゆっくりと、着実に農風景を守りながら
美味しいものを作り続けている。
そしてその背景を共有することで、食文化・土地ごとファンになる人を増やしていく。
まさにイタリアのスローフード理念を体現している地域、とても勉強になります。

きっと日本にも、お互い勉強しあえる地域がありそうだなあ。
何よりも、ここの作物が美味しい!ニンニクが“美しい”と思ったのは初めて。笑


タイムバンキングを500m地域で

DSC_0284

週末参加した、ボローニャの参加型地域デザイン グループのその後。
2日間の住民とのワークショップの結果、2つのプロジェクトが決まりました。

•“Banca del tempo locale e semplificata” (タイムバンキング)
•“riciclare donando” (リサイクルエクスチェンジ)

このグループ、ちょっとユニークで、一つのストリートを中心に活動しているのです。
ヨーロッパの全ての道に名前があることは有名だけど、その道の1つ、
500メートル程のストリート沿いに住むネイバーフッドを中心に
活動している団体です。
(同じく南米も道に名前がついている。アメリカもそのはず。他のエリアはどうだろうー。
日本の住所の付け方は、都市計画界でもよくネタとして紹介されます)。

このエリアに住んでいる若者が、住民を巻き込んで活動開始して早5年。
さすが場数を踏んでいる住民達、数時間でここまで能動的に物事が決まるとは。

このプロジェクトの一つ、「タイムバンキング」のコンセプトを知らなくて、調べてみた。
ら、ちょっと面白かったので紹介します。
起こりは1980年代のアメリカ。端的にいうと、時間を交換してコミュニティを育むもの。
ヨーロッパでも各地に広がっており、日本でも幾つか事例があるようです。(詳説は文末)

DSC_0295

何がナイスだと思ったか。
物物交換のシステムは、地域活性でよく聞く手段。だけどここを“タイム”とするのが、
改めて今の時代に添うスタイルなんじゃないかと思った。

イタリアに暮らして感銘を受けたのが、各街に横たわる、この繋がりの深いコミュニティ感。
街と人、人と人の繋がりが圧倒的に強い。(都会と地方の差こそあれ、平均的にもやはり強い)
この強い要因の一つが、“時間を共有する”感覚/優先順位の高さだと思う。
親しい人たちとホームパーティーで食事をゆっくりとって、
行きつけのカフェに通い続け、近所の人たちと頻繁に挨拶を交わして、
一つの街の空間(広場)を共有して、共に時間をすごす。(※広場 だいじ。大テーマです。)
今の社会は、時間と場所を超えて、個人で効率的に動けるように創られてきているけれど、
じつは無駄ととらえられていた“時間の共有”、“共に過ごす感覚”が
ここまで人を街に/住民同士に近づけているんじゃないかなあと、
イタリアの街の蓄積された結果を見て思っていたのです。
そしていま日本でも、改めてこの“時間の共有”に注意が向き始めていることを感じる。

それが小さな500メートルほどのエリアで集中的に実施される。
この“時間”を前提にした取り組みは、物物交換とは
ちょっと違う結果になってくるんじゃないかなと。

欲張って言うなら、タイムバンクのような取り組みだけじゃなく、
物理的・社会的なデザインで、時間の共有をさりげなく仕掛けていけたらいいなと
妄想を始めました。

そんなわけでまず、ボローニャで始まる取り組みに注目して行きたいと思います。

 

–*タイムバンキングについて

タイムバンキングは1980年代にアメリカで始まった取り組みで、ヨーロッパでも数々事例がある。
イギリスの地域の事例だと、こんなかんじ。
 ・地域にタイムセンターという場所を設けて、ホームベースとする
 (コミュニティの人がオープンに立ち寄れる)
 ・タイムブローカーと呼ばれる人がマネージメントする(名前がかっこいい!笑)
   └登録者の特技・今後やりたいことなどなどを把握する
 ・住民の希望に添って時間を交換する。管理の仕方は数パターン(後述) 
 ・1時間活動すると、1クレジット発行される
 ・参加者全員の合計タイムクレジットが一定に達したらみんなでイベントを開催するなど、
    タイムクレジットの使用を共有化する仕掛けも工夫しているそう。

この取り組みは、2008年英国都市再生協会(BURA) コミュニティ再生大賞を受賞するなど内外の評価も高いとか。日本でも、主に高齢者介護のボランティアとして使われてきた方法(時間預託、という言葉が使われていたそう)

ちなみにこの取り組み、地域経営コンサルタントの原啓介さんが、
福岡県八女市上陽町で社会実験をする前の考察と、実施後のレポートがウェブ上で発見できる。
これはありがたい〜〜
イギリスやアメリカの事例も見れます。

・社会実験前:
http://foopdedoo.net/hara-ksk/2010/09/post-255.html
・社会実験後:
http://www.mlit.go.jp/common/000140757.pdf


野菜のかしこい買い方

2013-01-22 15.07.01

ちょっと訳あって、スーパーの量り売りの機械を調べています。
イタリアのスーパーはほぼ全てに野菜の量り売りシステムが導入されています。
おそらくヨーロッパ全土?今年住んだ南米各国にも。

このシステム、ご存知な方も多いと思うけども、
野菜の種類ごとに値段(○€/kg)が定められていて、必要な数だけ
量りに置いてボタンを押します。(トマト一つとっても、種類ごとに値段が違う)
出てきたバーコードを野菜(を入れた袋)に貼って、レジに持っていくもの。
パック詰めにしないから不揃いの野菜でも大丈夫。
みんな自分にあわせた大きさの野菜・果物を買っていきます。
とても性善説で作られたシステム。

必要量にあわせて買えるから日本の一人暮らし形態にはぴったり!
(イタリアで一人暮らしは珍しい。学生はほぼ漏れなくシェアハウス。)

日本にも導入されたらいいのにと何度も思います。なぜ導入されないのだろう…
積み上げてきたシステムを崩すのも大変だろうけど….

2013-01-22 15.07.29

イタリアに来てから、野菜・果物の美味しさと安さに驚喜して過ごしていたので、
日本の高額な野菜生活を乗り越えていけるか心配…!
農家さんと直送契約して暮らしていけたらと、いまから検討中です。
既にトライされているかた、ぜひ教えてください。

※ちなみにコチラの「タダヤサイドットコム」、
不揃いで出荷できなかった野菜を格安or無料で販売しているサービスとのこと!
要チェックです。
http://www.tadayasai.com/


カフェは地域コミュニティの中心地

Exif_JPEG_PICTURE

南米&モロッコからイタリアに戻って1週間。イタリアでカフェに行くと、すごくほっとする。
イタリアの街全体に広がる、“街がひとつの家族”感覚は、
街のあちこちで起きるコミュニケーションから生まれていると思う。
そのなかでも、“カフェ”が すごく重要な役割を担っている。

イタリアのカフェは、日本の“カフェ”とは大違い。
・基本立ち飲み。一杯飲んでお喋りしてサッと出ていく。
・至るところにある。どれくらいかというと、日本の自販機の間隔と同じくらい。(イメージ)
・“カフェ”を頼んで出てくるのはエスプレッソ。クイッと飲むもの。
・朝早くから夜まで営業
・初対面でも連れ立っていく社交の場でもある。連れタバコの感覚に似ている(吸わないけど)
 –日本のカフェは、親しい友人と深く話すために行く場所、という
 イメージが強い気がするから、全く違う。イタリアに来て、知り合ったばかりの
友人達に、「カフェ行く?」て言われたときは、
「なんで?どういうこと??」とびっくりした(懐かしい….)

Exif_JPEG_PICTURE(これはカプチーノ。)

イタリア人は、そんなカフェに一日何度も行く。
例えば、出勤前にさっとエスプレッソを一杯+甘いコルネット(クロワッサン)、
授業や仕事の合間の少し長い休み時間に連れ立って一杯、
ランチのあとにもう一杯…
これだけ頻繁に行く場所だから、誰もが“お気に入りのカフェ”を持っている。
カフェのオーナー達もそろって快活、お喋り上手。

家の近くや職場の近くのお気に入りのカフェに行くと、多くの人たちが顔見知り。
美味しいエスプレッソが飲めること、コルネットが美味しいことはとても重要。
そしてカフェのオーナーや、常連のご近所さんたちとのお喋りも大事な要素。
調子はどうだい、元気かい?これからどこ行くんだい?ていう、何気ない会話が繰り広げられる。

毎日の何気ない会話だけど、積み上げるとものすごい数の毎日を一緒に過ごしている。
その中心にあるカフェは、地域に根ざした強力なコミュニティのハブになっている。
おじいちゃんもおばあちゃんも、子どもから大人まで
ほんとうに沢山の世代が混じり合う場所。

きっと体験してもらうとわかるはず。とても豊かな時間が流れているのです。

Exif_JPEG_PICTURE

こういう場所、日本でいうと何に当たるんだろう。
毎日のように近所で多世代が自然に交流する場所、、、

こんな場所が1つの地域からでもつくれたら、生活の彩りがぐっと変わってくる気がするのです。

facebookページ;世界中の地域を旅して学ぶ留学記 -Sustainable City Design

 


国別カフェの過ごし方と外部空間での匿名性

ああ、とうとう、パソコンしたり勉強したりできるカフェを家の近くに発見!
ここイタリアではとってもストレンジスタイルなのです。
カフェはカフェ、友人達やマスターとおしゃべりを楽しむ場所。
アペリティーボ文化も盛んだけど、一人でいくのはとってもヘン。

日本がいかに個人主義に適した社会になっているのか痛感しています。
それと他の事例もあわせて、日本がいかにいかにアメリカンスタイルを
追っかけているかを痛感しています。これはほんとに大発見だった。伝えたい。

そんなイタリアなのにこの場所、あたしが持ってた(大好物の)トマトまで
カットして出してくれた。通いつめます。

ちなみにこのポストのあと、

・イタリアでは広場や道ばたなど外部空間を良く使うので、外で本を読んだりする
・若者はお金がないので一人カフェをするためにお金を使えない
・パリには一人カフェできる場所は結構ある(フランスは日本的カフェ文化、
 ていうかフランスやアメリカから日本に入ってきた)
・スペインは両方オッケー
・アジアは匿名性が家からの距離と比例している
・日本人は核個人化が進んでいる

など何ど色んな意見をいただきました。
沢山の人の経験と意見を集めると、深い考察になりそう、、
もっとちゃんと書きたいけど、ギブアップw

そして、やはり、東京は特異。
あんなに一人で色んな場所に行きやすい都市はないんじゃないかと思いました。
社会(人間)の要請に対して箱を作り続けてきたから、
さらに勢いが増したというか(鶏と卵かもしれない)。
逆に、きっと都市の作り方次第で、意図的に方向性を変えることができるんだな、
ということも実感を持ちました。


ミラノサローネ

とうとう今日から行ってきます!

ミラノサローネとは、ミラノの見本市会場を発端に、
ミラノじゅうでたくさんの展示会が開催されているこの1週間のことを指します。
5〜7こくらいの展示会が、同時多発的に開催されてるのだ。

今日21日はフオーリサローネ(見本市の”外で”開催されている、という意味)を
ぐるぐるまわってくる予定。
インテリアショップやギャラリーが多いBRERA地区で開催するBRERA Design Districtと、
トルトーナ地区で開催のTortona Design Weekなどが有名。

トルトーナ地区、人気の高いSpazio Rossana Orlandiや、
ISSEY MIYAKE、これに便乗して安藤忠雄のDuvetica Milano Shopも見てきたいな。

で、地図にプロットしてたらこんな時間。
http://maps.google.com/maps?hl=ja&tab=Xl
眠らないほうがいいんじゃないだろうか。
あさごはんランチボックスに入れて、しゅっぱーつ(5時半発!)


HOME GALLERY

とっても素敵な概念に出会った!イタリア版住み開き。
小さな写真コンペティションに招待されて行ったところ、そこはHome Gallery、ご夫婦の住まいがそのままギャラリーになってました。半分はコレクション、半分はアーティストを招いてシーズンごとに入れ替わります。なんて素敵な模様替え。
ベッドルームにもキッチンにもアートが飾られ、色んな方が出入りする。 この概念とお洒落さ、輸入したい! 
※追って詳しくまとめます。


何度でも足を運ぶこと :後編

宮城県亘理町のことと、これからのこと。後編は考えたこと中心。走り書き。
4月15日前後の活動中心に書いた前編はこちら。http://yukinco00.sakura.ne.jp/berangkat/?p=755


亘理は社協やVC(ボランティアセンター)がとてもよく動いていて、人の繋がりもシステムも
スタッフの皆さんの笑顔や元気な声とともに回っている。
彼ら彼女らの心のこもった配慮に、本当に驚いた。とてもあたたかく一致団結した地域。

けれど、それでも津波被害をうけた場所は、一体どれだけの人がいたら足りるのだろう。広すぎる。

支援場所に向かうまでは、街は一見とても普通。仙台駅もオシャレした高校生が歩いているし、
亘理町も一見日常風景が広がってた。驚くほど。スーパーにも物は潤沢にある。
でも、常磐自動車道の土手を超えると景色は一変。ここがイチゼロの世界を作っていた。
今回の被災は、大きく平野部かリアス式海岸かで様子が分かれる。
亘理を含む仙台平野以南は、波が沿岸から数キロにわたるまで届いている。
そしてどこもおなじく、高速などの土手で遮られている。
だから街の中での温度感も、全然ちがうのだ。
今後この差をどう乗り越えて地域一つでまちをつくっていくかが課題になる気がした。

庭には自動販売機が転がり、道ばたに船、お墓に車がつきささり、
道路脇に積み上げられた瓦礫は誰も持っていけずにそのまま。1ヶ月経ったのにこの状態。


1日7~9人かかりでも、1つの家を5分の1も片付けできない。
だって、ほんとうに、泥と、流れてきたゴミやガレキが各家を埋めた状態。
波の跡は1階の屋根の下あたりについていた。ここは波が落ち着いたラインで、
実際は2階部分まで達していたとのこと。


亘理町みたいに県外受け入れをしているところは
比較的組織が循環して中枢機能が回っているところ。そして明らかに、外の人手を求めている。
ひとつひとつの家を綺麗にしていくのを、被災した方々だけで行うには途方も無い被害。
当時はボランティアに向かうこと自体、被災地にとっていいのか、
果たして役に立てるのか、という空気が東京にはあった。
でもね、きちんと人手が必要だと発信しているところを見つけて、
積極的に向かうべきだと思った。

時間のある大学生は行ったらいいし、社会人も週末だけでも十分役に立つ。
何ができるかな…って悶々してるなら、笑顔で働きに来るだけで価値がある。(覚悟と準備をして)

受け入れしていないところでも、この時点では人手が足りている場所なんてないと感じた。
マネジメント体制がないのが理由のほとんど。

▼いま必要なこと
一番感じたのは、中枢でマネジメントする人材。
この広さでこの被害。ひとつき経っても、直後と見まごう状態。
直後の復帰と、今後の復興へ向けたシナリオづくりを、長期滞在してマネジメントできる人か、
マネジメントの形を短期でつくって 地域に引き渡せる人材が本当に必要だと思った。
どこがやれるんだろう、、、周りのNPOの方々もすごく動いている。
現地の情報を潤沢に持っているNPOと、情報発信の仕組みに長けている団体と。
どちらもがマッチングできればいいのだけど。(聞いてみよ)

例えば、家のなかの泥を掻きだしても、この家がまた使えるのかどうか
資金の援助がいつどれぐらいあるのか、誰もわからない。
どんな手続きで家が再建されるのか、どかしたガレキは誰がいつ持っていってくれるのか。
被災地の方とボランティアによって、沢山のご自宅が少しずつ綺麗になっているのは事実。
ただ、ガレキの置き場所なんて町のなかに元々ないのだから、
誰かの敷地に入ってしまって時々いさかいもおきる。

その道筋や時期のめどが示せるだけで、
既に前を向いている町のひとたちは、一層安心できるのでは と思った。

そしてそこまで、今の時点で自治体がカバーするのは難しいと感じた。

▼私たちができること

各自の今住む場での役割を全うしながら、よりよい社会へ向けて創造すること
ということを、皆続けてると思う。
それに加えて現地でも手助けをと考える人は、
まずひとつは、直後のマンパワーとして、県外受け入れをしている場所や、

声が届いていないところを探して支援に行くこと。明るく元気に。

そしてもう一つ、もっと大事なのが、その地域のファンとして
何度でも足を運び長くつきあうこと。

今回の震災で、地域の産業もかなりの打撃をうけている。
だから一度だけでなく何度でも足を運んで、その地域を応援し続けることが出来たらと思う。
遊びにもボランティアにも行くこと。新たなファンをつくるために、友人達を誘っていくこと。
応援者やいちファンとして明るく寄り添っていくことが、私たちにできることではないだろうか。

頼もしい友人や知人のNPOたちが、震災後からずっと被災地で支援活動を続けている。
彼ら現地のコーディネーターと連携して、
約20人ほど、人手が必要な場所に案内させていただいた。
まずは少しでも、必要なところに、その人の装備に合わせた必要な人を、
ということをつなげていけたらと思う。とくにGW後。
出身の都市計画研究室でも、OBOG集まって、議論と提案を続けている。

▼これからのこと
一つは、ゆるくでもいいから、継続して現地に
人が行く形をつくりたいなと思う。これから長い先、続くように。

そしてもう一つ、住宅に関すること。仮設住宅から本設住宅までの流れを、木材ふくめて
よりよいものにしていく手助けができたら、、と思う。
住宅に携わる者として、安心する家が失われた方々の声が、
すごく堪えた。私が堪えてどうするんだって思うけど、
何ができるだろうって途方に暮れた。

このふたつは知人たちと構想中なので、なにか形ができたらお伝えさせてください。

被災地に行って改めて確認したのは、「ひとの繋がり」の大切さ。
たとえば復帰フェーズのいまも、
そこに住まう人が永く顔見知りでいたか、新しい人達が集まった場所かで
助け合いの様子やいさかいの大きさが全然ちがった。

震災直後の東京で、一人暮らしの若者たちが
互いの家を行き来して連絡をとり、助け合う様子をみて、
こんなに無理して色んなエネルギーを使って、

それぞれが独立して住まってきた意味ってなんだろう って思った。
この1ヶ月半、繋がりを作ることは、すごくすごく再確認した。

建築・まちづくりに携わっていくものとして、できることは沢山あるし
自分のなかの指針を確認した気がする。

いま創られていくものが、きっとこれからの大きなヒントになっていくんだろうね。

そしてGW!ベトナムに行ってまいります。
現地に住む友人たちに会いに、研究室の研究対象地を訪れに。
なんと2月に予約していたチケットよりも、4月のほうが安くなっているという衝撃。

めいっぱい楽しんできて、帰ってまたしっかり働きますーー

春ということもあって、最近沢山の友人たちの岐路があった。
場所は変わっても、これからもそれぞれの場所で
チーム戦でやっていけたらいいな。

http://yukinco00.sakura.ne.jp/berangkat/?p=755