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THE BRITISH LIBRARY

The british library

ロンドンに滞在しています。
大英図書館で勉強する日々…見せる書庫のこの迫力。
資料用の特別図書館なのにすごい人気の図書館。
カフェ併設、Wi-Fiフリー、居心地良い空間…
というより、Reading roomとPublic spaceを分けたうえで
雑多さを受け入れるこの許容力。カーペット敷きの床に座り込んで
仕事をする人もちらほら。図書館の在り方を考えさせられる。。 

この国はほんとに雨ばかりだしほんとに寒いから、室内空間の充実は大事….


Sustainable Local Design in Vietnam 4

集合写真_Hue

最終プレゼンが無事終わりました。行政、ユネスコ、フエ世界遺産センター、都市開発局の方々、大学関係者と共に、世界遺産のシアターで盛大にプレゼンテーション、意見交換。
私達の分析・提案は以下の6つ。

# まずは2つの、都市全体の分析と提案。
1. 都市の成り立ちについて、山と川を引用して作られた山水構造を踏まえた分析の解説。

2. フエのバックボーンである水系システムと、香川の流れに沿って変わるlandscape, humanscapeの分析、課題に対するプロジェクトの提案。

# そして4つの特定地域の分析と提案。
3. 香川の下流、川と干潟と海が交わるダイナミックな場所での課題の分析と提案(課題:度重なる洪水からの避難や災害後の生活の建て直し、浸食による地形変動やダム建設による水質汚染、機会損失の大きいローカルエコノミー)

4. かつて商業の中心地として栄えた京城付近の街の課題と提案(歴史的景観のreactivateと、水系を含めた交通システムの再構築、交流の接点となる場所の提案)

5. 香川の中流、川の形によって恵まれた豊かな堆積地での、農業・村の生活・生活インフラ・訪問者の循環を含めた分析と提案

6. 香川の上流、世界遺産である皇帝の墓と村人の生活が融合する地域での、歴史的価値・生活環境を包括的に改善するための分析と提案

約3週間のインテンシブコース。10カ国籍近いメンバーがダイナミックに都市の全体を分析し、様々なアイディアをフエの多くの関係者に共有し、有意義な議論を行ってきました。
今回の議論を踏まえて見えたあらたな道筋に対して、この取り組みはこれからも続いていきます。

素晴らしい機会でした。そして本当に暑いハードな日々でした…


Sustainable Local Design in Vietnam 3

IMG_1500
今回とても興味深いのは、偶然同じホテルに1年滞在して
研究していらっしゃる地理学の先生が参加してくださっていること。

都市計画・建築に携わる者は、物事を考えるスパンが
比較的長いほうと認識していたけれど、地理学者には当然かなわない。
中間プレゼンのアドバイスを伺いながら、時間軸の違いにはっとし、
自分たち・都市をデザインする者としてのポジションを改めて考えさせられました。
私達の時間軸で、何が提案できるか。

それにしても、地理学の視点を補いながら都市を考えることは
なんて面白いのでしょう。特に、川を全ての源として成り立ちながらも、
毎年の洪水と浸食に悩まされるこの複雑な土地だからこそ、
彼のアドバイスは土地を読み解く力を与えてくれています。

動き続けるこの自然と、豊かな歴史遺産とどうつきあっていくか。
最終プレゼンまであと数日。


Sustaiable Local Design in Vietnam 2

DSC_0980
今日はバークレーチームと一緒に、香川の下流を再びサーベイしてきました。気温35℃、湿度90% or more…
だけど訪ねる度に、フエの美しさにほんとうに心動かされます。まるで自分の街のように熱を込めて、可能性と課題を話しながらガイドに加わりました。

この都市にある課題は、
▼環境的課題:
毎年起きる洪水、海沿いの浸食による居住地域の危険性、都市の骨格である川の汚染など

▼経済的課題:
遺跡地区と観光産業の接続の悪さ、オルタナティブな経済の育成不足(新産業のマーケティング不足、貧困層への持続可能な提案)、職業と接続した居住地域relocateの必要性など

▼文化的課題:
歴史的価値のある文化の保存、景観や固有文化の価値再認識の必要性

さらには外資により、この都市の文化をおざなりにした大規模開発の提案が進んでいます。

これら山積みの課題の解決策を提案しながら、貴重な文化と美しい景観の持続的発展を目指します。

私のチームのテーマは、この都市を貫く川をmain systemとして捉え、水域全体の history/culture/economy/landscapeの価値を向上させる包括的プログラム。明日は1st strategyのプレゼンテーションデーです。
熱射病になりそうだけど、凄く楽しい。

I’m excited about this sustainable local design workshop in Vietnam! Here, you can see really beautiful landscape and culture in Hue. Day by day, I’ve been addicted to this city with people who came from various countries. Tomorrow is the presentation day for 1st strategy. woo!


Sustainable Local Design in Hue, Vietnam

P1010413

ベトナムのプロジェクトが始まりました。
いま滞在しているのは、古都フエ。

“風水”による都市のデザインについて、フランス、スペイン、オーストラリア人達と
真剣に語っています。不思議な感覚。笑
これからあと5カ国くらい加わります。

ヨーロッパからここに来ると、ベトナムはこんなにも
日本に近い文化・振る舞いなのかと、びっくり。

3年前来た時よりよっぽどこの場所の価値を感じます。
この新鮮な感覚も今が勝負な予感。
今のうちに価値と課題をリストアップしたいと思います。

この数日を経て改めて、土地に異質な人々が混ざることは、その土地の再評価を
強く促すことを実感しています。

ラテン圏でのサルーテ(ほっぺにちゅっちゅするやつ)が許されない
人間観距離があるアジア圏・・・。めげずに頑張ります。


今日は行政や都市計画局、大学関係者達とオープニングカンファレンス。
歴史的な遺産と自然の恵みが溢れながらも、多くの課題を抱える

フエの取り組み、本格スタート!

We are talking about city which constructed by
“Feng shui” (really asian concept) with French,
Spanish, Australian and Asian.It’s funny!

But also I feel again that thinking about local
with strangers is very effective.


International Workshop #3 day

国際ワークショップ3日目。
当たり前だけど全員母国語が違う。
言葉で完璧なコミュニケーションが取れない前提があると、
その状態でどうやっていいアウトプットをしようかと考える。
いろいろ工夫しようとがんばる。

自分の(日本人として、も意識しながら)役割を
考えて動くのが面白い。
昨日はチームメイトにオーガナイズを褒められたので、よしっ。
色んなカルチャーがミックスされて、
国民性ってほんとにあるんだな〜〜って実感します。

4~5カ国混合チームで分析と提案、フィールドワークを続けます。
沢山の仲間達に出会えて嬉しい、今日もがんばるのです。


東京あとつぎ息子会議

東京あとつぎ息子会議、第1回 開催してきました!

これはね、すごく面白かった。
昨日だけでも面白かったけど、まだ見えてない可能性や意味がもっと出てくる予感がしてる。

(ちょっと今回文章の校正ができてないけど、あげちゃいます)

発端は、友人達にあとつぎ息子・娘が多かったこと。
家業の後を継ごうか継ぐまいか、継ぐならば何か自分の代ならではの
取り組みができないか…て、悶々と悩んでいたのをずっと見てきた。

東京という場だからこそ、修行の意味もこめて、
いろんな地方から出てきた後継ぎ達が沢山いる。
そんな同年代たちが、普通のサラリーマンには共有しがたい考えや悩みをシェアしてみたら
思いもしない反応が起きるかもね、
ということと、
その地を担う後継ぎたちが連携して、物事を面白く動かせるかもよ
ていうのがこの会の主旨です。
修行の場としての東京だからこそ、顔つきあわせる場ができるってもんです。

地方の街の動きに入るたびに思うのは、
その地で家業をしている人たちが、街に与える影響の大きさ。
彼らをつなぐことで、よりクリエイティブになことが動かせる
お手伝いが出来ればと思っています。


で、結果、集まったのは、
米屋、水産業、築地の鰹節問屋、みかん農業、旅館、建築事務所、瓦屋、鉄工所、不動産。
お坊さんのあとつぎも。
昨日来れなかった人でいうと、
家具屋、山小屋の娘、旅館の娘、海苔屋、能楽師、、、

もー色んな業種の20代中盤〜30代前半の後継ぎたち!
そして大抵が、東京で家業と違う職業に就いている。今は。

それぞれの家業の話がすごく興味深かった。
鉄工所でどのように部材がつくられているか、どんな風に仕事を請け負うか、
老舗鰹節屋の中国への展開、沖縄で栽培したもずくを全国に卸す工程と異業種への働きかけ・・・

すでに独自の展開を仕掛けている人も、家業に関わろうかどうしようか悶々としてる人もいた。
飲み会の場でわいわい話しながら、
互いの家業のアドバイスなんかも飛び出してた。
それぞれの切り口がもう、ほんとに面白かった。

この会を開く前から考えていたことのひとつに、
小さい頃から家業を意識して、地域社会の縦横の中で生きてきた後継ぎたちは、
なにかものすごいバランス感覚を持ってるのでは、ということがあった。
で、蓋をあけてみたら、やっぱりそうだった。
彼らが集まることで、確実に面白いコトが生まれると思う。

もうひとつ、家業と後継ぎまわりに内包されている問題が
すごく沢山あることに気づいた。
産業のグローバル化と内需への対応、家族の再生、
斜陽産業の次なる展開、地域社会の活性やしがらみ・・・
当たり前かもしれないけど、日本を支える大部分は中小企業で、その一端を担う彼らの周りには
日本の問題の縮図がうずまいてるのだ。

次なる展開は、
「東京あとつぎ息子会議 オトナの社会科見学ツアー」
〜あとつぎ達の家業案内 築地編〜

それぞれの家業の現場を社会科見学します♪工場の中身、工芸現場も見に行くよ。
そして最後に”おせっかいディスカッション”と称して
アドバイス大会感想大会をします。

その中身を実行するか否かは後継ぎ者に任せるよ、と。
でも色んな視点が入ることはとっても貴重なこと。

のちのちはお客さんを一般公募して、家業や店の認知にも繋げたいなと思ってます。
ウェブコンテンツとしても公開していく予定。

一人では勇気を持てなかったこと、考えきれなかったことも、
この人たちが連携することで、沢山の刺激と勇気と
アイディアが生まれて、必ず面白い方向に向かうと確信した会でした。


ちなみに昨日の開催場所は3331、千代田区の廃校になった中学校をリノベーションして
アートセンター&ラボラトリーにしたような場所。http://www.3331.jp/

いつもお世話になってます。


漁と農と立ちどまり。

ほんとは今ごろイタリアだったのだけど、日本にいる。

週末、若狭を巡る旅に出かけた。
これはその一枚。
沢山のじんわりしたいい出来事があったのだけど、
この写真は朝4時起きで大敷網漁船に乗せてもらったときのもの。

授業で習うとき、農業と漁業ってなんだかいっしょくたに紹介されるけど、
漁を目の当たりにして、全然、全然違うってことがわかった。
衝撃のできごと。

特に大敷網漁だからかもしれない。
魚が入り込んでしまうように仕掛けられた網のまわりを
船3隻に乗り込んだ3〜40人の男達が囲い込み、
一気に魚を追い込んで引き上げる。
威勢のいいかけ声と笑い声、勢いと完璧なチームワーク。
これはもう祭だなと思った。
博打的な要素もある。当たり前だけど、漁って
狩猟民族の生業だってことがものすごく腑に落ちた。がってん。
農業と漁業の見方を変えることにした。

この旅は、日本中から農業を学ぶ若者達が研修にきている
農楽舎(2年泊まり込むらしい)に泊めていただいた。
私たちも5月の田植えにむけて種モミの準備をして、
じゃがいも畑をお世話してきた。

この春の山の、若葉のもえぎ色と山桜のピンクが淡く混ざるかんじが
もうほんとうに綺麗で、ため息。

気比の松原のコントラストも美しかったのです。
地元のおばちゃんたちが郷土料理をふるまってくれて、
集落と呼ばれるところのなかにどっぷり漬かって、
集落の成り立ちが少しだけ見えた気がする。

そして今。
ほんとうはイタリアにいるところ、いま日本。

イタリア行きの前夜、夜中。フロアで1人仕事をしていたら、
祖父の訃報が入った。

このあいだ調子を崩したときいて、若狭の旅を切り上げて
おじいちゃんに会いに行っていた。だいぶん元気になっていて、
笑顔で話せて、ああよかったとおもって、帰ってきた矢先。

じつは今回のイタリアの旅ではいろんなアレンジメントを頼んであり、
準備も進めていて、自分にとっては大きな意味のある旅になる予定だった。

けれど祖父の訃報をきっかけに、方向感覚を失った。
身近な人がいなくなることに勝るものはない。
夜中の会社でひとり、とてもさみしかった。

生きていくなかで、一番だいじにだいじにしたいもの、ほしいものって
なんなんだろうって、ぼーっと思いながら、タクシーで帰った。
たぶん答えはじんわり見えていて、
そうすると、今のあたしの立つ場所とか、挑戦するものは、
少なくともいまは見失ってしまった気がしている。

きっと消化しきれないときに、書くんだと思う。
だからこういう場は、すごく上下に感情がぶれたときを
映す形になっちゃうのだけど。

ちゃんと書いておいて、また考えようとおもう。


建築学科の同期たちへ

ほろ酔いポスト。

建築学科同期が大学院を卒業した。
卒業パーティーをしてきた。

あたしは一足先に卒業していたけど、今までは
大学に行けばみんなに会えたし、どこかで繋がっている感じがしてた。
これからは殆どの人が社会に出てそれぞれの道を歩む。

うちの代はたぶん、領域横断で、みんなで集まってわいわいする文化が
そんなに育ってなかったきがする。建築展のあと。
もしかしたら大学院時代に一丸となっていたかもしれないけど、
でもそんな気もやっぱりしない。笑

だからこそ、今一回集まっておくことがすごく重要な気がして、
パーティーしたいって言い続けてたりしたんだ。

社会人になってから、すごく痛感したことがある。
あの場所で学んだことや考えたことは、想像以上に自分の思考体系に
影響を与えていて、随まで染み込んでる。
6年間いたみんなは尚更なのだろうと思う。
そして、どこを世の中一般とするかは分からないけど、少なくとも私たちはマジョリティじゃない。

だからこそ、同じ場所で、同じように頭を悩ませて、
それぞれ個性はあれど近い価値観で育った仲間はもの凄く大事だと思った。
これから社会で活躍していくみんなが、色んなものにチャレンジしていくときに、
一緒に徹夜して頭を悩ませて、ライバルとして競ってきた仲間が
それぞれに頑張っていることを感じられる環境があることは、とても大事だと思った。
建築や都市、暮らすことものを使うこと作ること、人との関係性、
今後どんな世の中にしていくべきか、これまでどんな歴史があって形が生まれてきたのか・・・

建築にまつわる全てについて考えてきた時間を
共有してきた仲間がいることは、とても希有だと思う。

だから今日は皆で会えてほんとに嬉しかった。
飲んで笑って殴り合ってたり泣いてたりして、ほんとに面白かった。

一度でも、こういう機会があるかないかで、
今後の糸の流れが全然変わると思うんだ。

それぞれの道で、がんばろうね。これからも。

卒業おめでとう!


凧あげとブルームーンの1月

凧あげした。するりと晴れた土曜日。
荒川の堤防で少年野球やっていて、監督が根性論叫んでた。

小さいころ凧をつくって、凧が豆粒に見えるくらい
遠くまで飛ばした気がしたけど、
それってあたしが小さかったからなのか、凧はほんとにあんなに飛ぶのか
確かめたいって思ってた。

ら、
ほんとだった、ものすごい飛んでた!


見えるかなあ。手前のピンクの凧の右上に、ほんとに小さく2つの凧。


低く飛んでるときの凧。


手前の紐が凧糸、至近距離。後ろに飛んでるのが凧、豆粒大。
実物は横ハバ1メートルはある。
たぶん100メートルくらい上空に飛んでる。うちのフロアと一緒!
少年野球の少年達にも大人気だった。

百人一首と坊主めくりもした。うろ覚えの上の句下の句。

今年の初詣は鎌倉の鶴岡八幡宮。
ここのおみくじには3戦2敗している。
いっせーのーで でみんなで開いた。
あたしは吉。着実に進め、と。いいこと書いてあった。

福井で坊主の修行中の岩上が、一瞬帰ってきた。
02cafeで久しぶりに入れ替わり立ち替わり
同窓会みたいになった。貴重な岩上バリマシーン風景。
カフェがあってよかったなあっていつも思うやつの、
2010年思い初めした。

そして1月は、満月が2回あったのです。
ひとつきのなかの2回目の満月を、「ブルームーン」って呼ぶ。
「めったにない、珍しいこと」

ブルームーンの日、清澄白河公園のお茶室借りて、お茶会を開いた。
ぱるがお茶を習い始めて、私が小学生のあいだお茶を習っていたのを知って、
お茶会やろうやろうっ て始まった。

池に浮かぶ日本建築。想像以上に素敵な場所。
お茶を点てているのを眺めたり、
少しだけお作法を伝えて和菓子とお茶をいただいたり、
持ち寄ったごはんで宴会して過ごした。
半分初めまして。きっと2回目に平気になる。

ブルームーンにお願いごとするといいんだって!
その夜は月に願い事した。

次の日、雪。
東京の雪は、きっと特別な意味をもってるんだろうなあと思った。
ブルームーンの日は、昔から気候が動きやすいらしい。
ほんとはそんな優しいもんじゃなくて、天災も起きやすいとか。
珍しいことの引力で、色んなものが正常じゃなくなるんだなあ。
満月に始まって、満月に終わった1月。

年の暮れから1月あたりの流れが好きです。
日本の所作が際立つ時期。
冬は寒くて親密な気持ちになる。